2008年08月19日

相場上昇とマネジメント投資

相場上昇とマネジメント投資』【森田レポート】
原油先物市場での大幅な売り建て玉の積み上げと原油価格の大幅下落、為替市場では円相場が110円台で推移、12800円という日本の株式市場の下値の節目まで下落したことなどで、今日の株式市場は全面高相場となっています。

先週までは景気後退によって株式市場はお先真っ暗という気持ちになっていた個人投資家が強気になり、一部の株式専門家からは『強気発言』が出てきました。これが『相場なり』の人間心理であり、この人間心理の弱点を補完するのが『マネジメント投資』です。

先週の株式市場が下がっていたときには、今度上昇したら売ると思っていた投資家の多くが『今度は本格上昇するかもしれない』と期待しているのではないかと思います。
前回の上昇のときも上昇したら売ると思っていたのに売れずに下落、その前の上昇のときも同じような間違いを犯しているのに、今回も同じ間違いを犯す投資家が多いと思います。

どんな下落相場でも上昇します、これを下落相場の中のリバウンド相場といいます。このリバウンド相場を利用して、買ってから大きく下がってしまって対応不可となった銘柄の整理をしましょうとレポートしました。
その処理とは、今回のような12800円前まで下がったときに、マイストック銘柄のなかで得意な銘柄が大きく下がったときに買い、上昇したら売るということを繰りかえして、利益が損失と同じになったら、高値で持っている銘柄を整理することが、前回申し上げたマネジメント投資のひとつの方法です。

したがって、もっと上がると思うのではなく、上がったら売るという最初に作った戦略を実行し続けることです。もし、今回の上昇が本格上昇ならば、上昇したあとの調整から新しい『上昇率分布図』を見て、新しい利益率に変更すればよいのです。それまでは前回の利益率を参考にして売却するのがマネジメント投資です。

原油市場の下落で、原油に投資していた資金が株式市場に帰ってくるという話もありますが、それは帰ってきてから考えればよいことです。今は景気後退がどうなるか分かるまでは、景気後退局面の投資戦術を実行すべきです。事実、今日の上昇は空売りの買戻しが中心で、現物売買は少ないといわれています。

大切なことは、投資戦術はカンで変えるのではなく、事実で変えるということです。下がったら買い、上がったら売れる利益率で売ることを繰り返すことだと思います。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

posted by ヒロ at 23:57| 茨城 霧| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする